インプラント専業28年・アイデンタルクリニック|抜歯前にお読みいただきたい話
― 知らないまま決めると、将来の選択肢まで
狭まることがあります。
抜歯を告げられた方へ。歯を抜いたあと、その場所の骨には、時間とともに変化が起こります。その変化を知ったうえで決断していただくために、この5分間をお使いください。
※ 抜歯日までにご相談ください。通話・相談とも無料です。
抜歯後の骨がどう変化していくのか、治療の選択肢はどう違うのか――医療の「知識」は、ご自身の将来の選択肢を広げる力になります。下記に一つでも当てはまる方は、最後までお読みいただくことをお勧めします。
※このページは、ソケットプリザベーション(抜歯窩保存術)を中心とした啓発情報を含みます。治療をご希望でない方でも、抜歯前の知識としてお役立ていただけます。
どれも、抜歯を決断される前に一度ご確認いただきたい内容です。
歯を支えていた歯槽骨(しそうこつ)は、歯を失うと体に「不要」と判断され、少しずつ吸収されていきます。これは、歯根膜を通じた血流が途絶えることで、骨への酸素・栄養供給が停止するためです。
海外の研究では、抜歯後の骨幅は約3mm減少することが報告されています。「たった3mm」と感じられるかもしれません。ですがそれは、もともとあった骨幅の約半分に相当します。将来の歯科治療や日常生活を左右しうる、決定的な量です。
出典: Couso-Queiruga E, et al. J Clin Periodontol. 2021 / Szkopek D, et al. Int J Mol Sci. 2024 / ※個人差があります。
抜歯後に骨量が減ると、将来インプラント治療を選ぶ際、土台となる骨を作り直す「骨造成」という追加治療が必要になる場合があります。骨造成を行うと、治療期間が数ヶ月〜1年単位で長くなり、費用負担も大きく変わる可能性があります。
抜歯の時点で、骨を守る選択肢を検討しておくかどうかで、将来の治療の難易度が大きく変わることがあります。
歯を抜くという判断は、そこで完結するものではありません。抜歯後の治療(インプラント・ブリッジ・入れ歯)をどのように進めるかを見据えたうえで、抜歯の方法やタイミング、骨の扱い方を決めることが大切です。
抜歯前に将来の治療計画を一度整理しておくだけで、患者さまご自身が納得して治療を進められるようになります。
「ソケットプリザベーション(抜歯窩保存術)」とは、抜歯と同時に骨補填材を用いて歯槽骨の吸収を抑える処置です。抜歯後の治療選択肢を広く保持するための、予防的な一手と位置づけられています。
一方、この処置は、一般的な歯科医院では行われていないことがほとんどです。抜歯前にこの選択肢があることをご存じの方は、多くはいらっしゃいません。
※ 本セクションは既存ページ /socket-preservation/ と同じ事実記述に基づきます。
下記は、ソケットプリザベーションを行わなかった場合の、一般的な骨吸収の推移です。
抜歯後、最初の数ヶ月で骨幅の多くが失われやすい時期です。体が不要と判断した部位の再吸収が最も活発になります。
処置を行わない場合、この時点で骨量の多くが失われている可能性があります。文献では、抜歯後6ヶ月で水平方向の骨幅が約3mm減少したとの報告があります。
骨の吸収スピードは徐々に落ち着きますが、失われた骨が自然に再生することはありません。この段階からインプラントを検討する場合、骨造成の追加治療が必要になる場合があります。
長期間無処置の場合、隣接する歯の傾きや咬合バランスの変化、口元の審美的な変化(ほうれい線・頬のこけ)が生じる可能性があります。
※ 上記は一般的な骨吸収の推移を示したもので、個人差があります。実際の変化はご本人の骨質・年齢・全身状態・喫煙の有無等によって異なります。
ソケットプリザベーション(以下「ソケプリ」)の有無で、各治療選択肢の長期的な安定性は変わる可能性があります。
| 治療選択肢 | ソケプリなし | ソケプリあり |
|---|---|---|
| 入れ歯 |
骨吸収が進行し、 長期的な適合性が低下する可能性 |
骨量が保たれ、 長期的な適合性が向上しやすい |
| ブリッジ |
抜歯部位の骨吸収で 歯肉との隙間が形成される可能性 |
骨量維持で 審美・清掃性が保たれやすい |
| インプラント |
骨造成の追加治療が 必要になる可能性が高い |
骨造成なしで 埋入できる可能性が広がる |
※ 表中の「可能性」「広がる」等の表現は、すべての方に同じ結果が生じることを意味するものではありません。効果には個人差があります。実際の治療方針は、患者さまの骨質・全身状態・ご希望により異なります。
その答えは、歯科医療における「分業」の構造にあります。
一般的な歯科医院で、インプラント治療が実施される機会は限られています。抜歯の瞬間に行う骨保存となると、さらに実施される機会は少なくなります。
治療を行う頻度が少ないと、おのずと経験を重ねる機会も限られます。
医師個々の善し悪しではなく、歯科医療における専門分野の違いから生まれる、自然な傾向です。
アイデンタルクリニックは、一般歯科を併設せず、インプラント治療だけに向き合ってきました。その28年の積み重ねがあるからこそ、抜歯の瞬間に「骨を守る」という判断を、標準治療として提供できます。
抜歯の前に、この構造の違いを一度知っていただくだけで、あなたの将来の選択肢を広げる一助になります。
※ 本セクションは、他院の医療行為を批判する意図ではなく、歯科医療における専門領域の分業構造を事実として説明したものです。
家を建てるとき、地盤が弱ければまず地盤改良を行います。歯の治療も同じです。抜歯後の骨が弱っていく前に、骨を守る一手を打っておく――それがソケットプリザベーションの役割です。
具体的には、抜歯と同時に「抜歯窩(ばっしか)」と呼ばれる穴に骨補填材を充填し、歯肉で保護します。これにより、骨の吸収を抑え、治癒後の骨量・骨形態をできるだけ維持することを目指します。
自由診療(健康保険適用外)です。カウンセリングで詳細をご説明いたします。
| ソケットプリザベーション(1歯あたり) |
88,000円(税込) ※ 当院の標準的な費用です。相場は5〜15万円程度。 |
|---|---|
| 精密検査(CT撮影含む) | 別途ご案内(カウンセリング時にお見積り) |
処置そのものは抜歯と同日に実施し、1歯あたりの処置時間はおよそ60分です。その後、骨の安定までに約6ヶ月を要し、将来のインプラント治療を行う場合は、抜歯から6〜10ヶ月後の埋入が推奨されます。
※ 本治療は自由診療(健康保険適用外)です。医療費控除の対象となる場合があります。
※ 本ページ記載の内容は標準的な目安であり、実際の費用・治療期間・リスクは患者さまの状態により異なります。必ずカウンセリングで詳細をご説明いたします。
アイデンタルクリニック 理事長・院長
山田 博司
ソケットプリザベーションは、抜歯の瞬間に将来の選択肢を残すための、予防的な一手です。一般歯科での実施機会が限られているのは、分業構造の必然であり、どなたかを責めるべき話ではありません。だからこそ、抜歯前に一度、専門の医院にも相談するという選択肢があることを、多くの方に知っていただきたいと考えています。
28年間、インプラント治療だけに向き合ってきました。一人でも多くの方が、納得のいく治療を選べるように。まずはお気軽に、お話を聞かせてください。
新宿・神田・横浜の3院で、抜歯前のご相談を承っています。
はい、ご相談のみでも承っています。レントゲンやCT画像をお持ちいただければ、抜歯後の治療選択肢について医学的観点からご説明いたします。治療の申込みを前提としたご相談ではありませんので、安心してお越しください。
すべての方に必要なわけではありません。抜歯後の治療計画(将来的にインプラント・ブリッジ・入れ歯のどれを選択されるか)や、骨の状態・全身状態によってご提案内容は変わります。カウンセリングで詳細をご説明したうえで、ご希望を伺います。
ソケットプリザベーションは、抜歯と同時に行う処置です。抜歯後にご相談いただいた場合、この処置の適応タイミングは過ぎてしまっているため、別の骨造成治療を検討することになります。できれば抜歯の日程が決まる前、あるいは直前までにご相談いただくのが望ましいです。
はい、かかりつけ歯科医への連絡は一切いたしません。セカンドオピニオンのような形でご利用いただく方も多くいらっしゃいます。
当然のお気持ちかと存じます。カウンセリングの際に資料をお持ち帰りいただけますので、ご家族と十分ご相談いただいた上でご検討ください。当日のご決断を求めることはございません。
ソケットプリザベーション自体は、インプラント治療の分野で広く知られている術式ですが、一般的な歯科医院では日常的に実施される機会が限られています。これは医療水準の問題ではなく、歯科医療における専門領域の分業構造によるものです。当院では、インプラント専業28年の経験に基づき、標準治療の一つとして提供しています。
カウンセリングは無料です。レントゲン画像などの資料をお持ちいただくと、より具体的なご相談が可能です。
いただいた個人情報は、カウンセリングのご案内以外の目的では使用しません。かかりつけ歯科医への連絡もいたしません。安心してご相談ください。